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2007 05,19 19:27 |
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書籍名:大相撲勝負四十八手図解
著者:華本安次郎編・画 発行年等:明18.10 大阪:文昌堂 タイトル:大相撲勝負四十八手図解 その2 やがら 持ち出し 逆手投げ すくひなげ 5.屋がら 本文: 此手なげのうちかへ?ねにみせかけ やがらにふつてなげるゆへにかくいふ ?ゆんでやがらめてやがらといへる?? コメント 矢柄投げ 普通は矢柄と書く。矢柄が矢入れた筒で背中に背負う。矢柄から矢を出すのに似ているところからこの名がついたのではないだろうか?二丁投げという大技もある。柔道の体落としから払い腰まで含む。相撲では相手の足を一変に払うような投げが少ないのでこの手の技は技が分化していない。、大外刈りも含まれるかもしれなし。大外刈りに対応する技として二足掛けがあるが、現在の決まり手にはない大外仮に似た感じで勝負がついたときしかたなく二丁投げを取るかもしれない。と話は完全に横道にそれたが、二丁投げの別名も矢柄投げである。矢柄投げにはこのイラストで示されているような投げと、二丁投げと2種類あることを覚えていても損はない。ただし、まず得もないので、覚え損・・・どうも覚えたら損かもしれない。 矢柄投げはやぐら投げとも混同される。掴み投げにも似ている。典型的な矢柄投げは、相手を回しを掴んで振り回し、相手の体が土俵と平行になるぐらい力まかせに振り回す。やぐらは足の力を使って上に持ち上げる。掴み投げは最近定義がややあいまいだが、原則は右手で相手を掴めば右に振り落とす。左で投げれば左に投げる。一般に矢柄も含まれるが、右で掴んだら投げは右から左へ、左で回しを掴んだら左から右へ投げるものである。 やぐら投げが得意だった羽島山が矢柄投げも披露したと言われている。もう半世紀も前のことになってしまった。 現在典型的な矢柄投げが出たらどのような決まり手になるだろうか?まず何の変哲もなく上手投げだろう。残念! 6.持ち出し 本文:此手は大力なしでは??さればといいへり 土俵が??といふるあれどね?なしでは ?の入かへなりがたし コメント 持ち出し 相変わらず本文は読めない。一番初めにある「此手」はやっと分かった。 持ち出しは現在なら普通に「吊り出し」でしょう。しかし吊り出す技でもけっこう色々バリエーションがある。今は後ろから吊って出したら「送り吊り出し」。以前は非公式だけど「抱え出し」って言ってた人たちがいる。また「後ろ胴突き」とも言ったらしい。 ここで紹介されている「持ち出し」だけど、横様に抱えて出す技らしい。 そのほかには腰を使わないで腕力で吊り上げて出してしまう「さげだし」などもある。 またおなかに乗せて出すのも「持ち出し」と言ったらしい(イラストは前者)が、「腹やぐら」や「胸やぐら」も同じような技だろう。別に腹に乗せて投げなくても腹やぐら、胸やぐらと言ったと思う。 7.さかてなげ 本文: おひなげ うでなげ たすきなげなと おなじやうに?もの? コメント: こんな技は見たことが、本当にあったの?と思うが、明治時代の撮影用の取組(当時の技術では本場所は暗くて取れない。写真でさえも本場所のものは暗くてよく分からないのが多い)で、この技を使ってたのを見た。初切り的な動きをしていたんだろうか?もっとも決まらず相手はうまく着地していた。 今この手が出たらどんな決まり手になるんだろう。片手だけ持てば一本背負いで決まり。両手を持っていたら?もっとも此れは相手がひっくり返ってなくても普通の背負い投げでも言えることで、両手を持って投げたらどう決まり手をつけるのか?おそらく一本背負いだと思うが、もろ手背負いを復活すれば話は早い。とはいってももろ手背負いや逆手投げが出ることはめったに・ほとんどないだろうから、それに備える必要もないか。 8.すくひなげ 本文: ○ればまき○まる こしひねりのてに○ コメント イラストを見ると、確かに掬い投げだけど、ちょっと雰囲気が違いますね。形的には呼び戻しに近いような掬い投げが描かれています。時葉山が時呼び戻しをとってもいいような掬い投げを打っていました。30年ほど前の話ですが。 柔道にも掬い投げはありますが、これは相撲とは全く違いますね。 PR |
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